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震災復興支援 ボランティア活動

※2011年8月22日~26日の5日間開催

当社では、社員ボランティア活動が被災地域の復旧・復興にささやかながら貢献できるよう、当該活動に対するサポート体制を整備し、社員が積極的にボランティア活動に参加できるよう支援しました。そのひとつとして、全国の社員から募った約90名のボランティアを2011年8月22日(月)から26日(金)までの5日間、【岩手県陸前高田市】、【山田町】、【宮古市】にそれぞれ派遣しました。

現地の気温は22℃前後と肌寒く、雨が降る日もありましたが、参加者一人ひとりが「がんばろう!日本」の熱い想いを胸に、大粒の汗を流しながら作業に打ち込みました。また、ボランティアセンターでは全国から寄せられたさまざまな励ましのメッセージが飾られており、当社も「がんばろう!日本」と書かれた奥村組オリジナルポロシャツに、ボランティア参加者が被災地の皆さまへのメッセージを寄せ書きし、掲示していただきました。

ボランティアTシャツ

陸前高田チーム

参加者の声

報道では見慣れているはずなのに、その範囲は想像以上に広大で、さまざまな復興案が提案されていますが、それを実現するには多くの時間を要するのではないかと感じました。作業は瓦礫の撤去でしたが、いまだ手の付けられていない「瓦礫」というには忍びない「物」が多く、生活感あふれる「物」を見て痛々しく思いました(「物」の下に「人」がいる可能性もありヒヤヒヤしながらの作業でした)。多世代のチームでしたが、役職関係なくそれぞれが積極的に行動する様子には、通常業務では見られないようなパワーを感じました。

テレビの画面からは、大船渡の小学校が流され、多数の生徒が行方不明とのニュース…目頭が熱くなっていました。「何か自分にできることはないか?」「募金をしても、どこでどう使われるのか?」そんなことを漠然と考えていたとき、「ボランティア募集」のお知らせがOPSに掲載され、その瞬間に申請ボタンを押していました。

陸前高田チーム

山田町チーム

参加者の声

20代、30代の若手職員が積極性やリーダーシップを発揮し、職種・年代を超えてまとまりのある行動ができ、奥村組として大きな足跡を残すことができたのではないかと思っています。活動終了時に、依頼主から感謝の言葉を頂戴し、逆に元気をいただいた気がします。

山田町チーム

宮古市チーム

参加者の声

被災者の方々とお会いするまでは、「震災によって多くのものを失った人を自分がなんとかして助けてあげなければ」と思っていました。しかし、実際に皆さんとお会いしてみて、さまざまな思いを抱えながらも自ら復興しよう、元気になろうという強い意志を持った方々なのだと感じました。ボランティアとは相手に対して、やってあげるというおこがましいことではなく、相手の意思を尊重し、そのお手伝いをさせていただいているという意識で臨むべきものであり、仕事についても同じことが言えるのではないか、というのが私の感想です。

宮古市磯鶏(そけい)地区の仮設住宅には、さまざまな地域の方々が集まり暮らしています。元々地域の結びつきや連帯感を重視する土地柄であるため、仮設住宅を一つのコミュニティーとして交流や団結をさらに進めていき、自治会としての運営ができるよう、集会所などを利用して住民が活動を行っています。被災後にPTSD(心的外傷後ストレス障害)や不眠症に悩む人も多く、医師たちによる健康チェックや不眠症対策などの講義を定期的に行っています。

宮古市チーム

新入社員によるボランティア活動

※2011年~2014年入社対象

2011年度から2014年度の新入社員研修において、陸前高田市や山田町を訪問し、ボランティア活動を行いました。新入社員全員が参加し、民家の瓦礫片付け、草刈、側溝の泥・瓦礫の掻き出し、海岸に散乱した瓦礫・ガラスの破片等の撤去、行方不明者の手掛かり品の収集などを実施しました。被災地域の復旧・復興に貢献することはもちろんのこと、活動を通じて企業の社会的責任や建設業の使命を再認識することができました。

被災地の一日でも早い復興に協力することはもちろん、社会貢献活動に参加することによってCSRの意義を理解し、また、被災地支援という目的に心を一つにして作業することにより、チームワークの大切さを学ぶなど、今後の日常業務への取り組み姿勢に前向きな変化がもたらされることを期待して実施しました。被災地の方から毎日、作業終了後に感謝の言葉をいただき、被災地復興の力になれたこと、新入社員から非常に有意義であったという感想が多く聞かれました。

2011年入社 陸前高田市

参加者の声

「どのような堤防を再建するのか」「どうやって市街地を復旧するのか」など、建設業界が考えなければならないことが多くあると感じました。

2011年入社 陸前高田市

2012年入社 山田町

参加者の声

奥村組が震災の復興に大きく関わっていることを知り、うれしかった。社会に貢献することのできる建設業界で働いていこうと強く思いました。

2012年入社 山田町

2013年入社 陸前高田

参加者の声

まだ行方不明の方がいて、その手掛かり品を捜す作業であるとサポートステーションの方に説明されたときは、とても自分には責任が重いと感じましたが、被災地の方々は現実に向き合い前に進んでいるのだと思い、少しでも力になれるようにとボランティア活動に励みました。

2013年入社 陸前高田

2014年入社 陸前高田

参加者の声

建設業は日本の社会資本整備において重要な役割を担っており、自分もその一員であると思うと、社会に貢献しているという誇らしい気持ちと、自分も早く大きな責任を持つ人物になりたいと強く感じました。

今回のボランティア活動で「自然災害に対する危機感の薄さ」を強く感じました。語り部の「今回のことを教訓にしなければならない、こんな思いをするのは私たちだけでたくさんだ」という言葉が一番心に残っています。

2014年入社 陸前高田