Loading...
第2章 この先を創る

第2章 この先を創る

SCROLL DOWN

大規模災害と備え

これから発生するとよそ即される大規模災害に、どう備えるべきか。
これまでの災害と奥村組の実績の中に手がかりがあるはずです。

地震災害

阪神淡路大震災 1995年

淡路島北部を震源地とするマグニチュード7.2の地震は、死者6,434人、負傷者43,792人、被害を受けた住宅はおよそ64万棟に及びました。神戸市の一部の地域において震度7を記録しました。神戸市灘区のJR六甲道は倒壊して甚大な被害を受けました。すべて建て替えるとなると、復旧までに2年以上はかかると思われていました。そこで、奥村組はジャッキアップ工法を選定しました。被害の少なかった高架橋を持ち上げ、柱などを作り直し、高架橋はそのまま再利用する方法です。これによってわずか74日後に鉄道運行再開を果たしました。

新潟中越地震 2004年

新潟県の川口町で震度7を観測し、新潟県中越地方を中心に大きな被害をもたらしました。死者68人、負傷者4,805人、家屋全壊3,175棟、半壊13,810棟。上越新幹線が脱線するなど、交通網をはじめライフラインにも多くの被害が生じました。当社は、発災当日の深夜に営業1名、土木職員2名、協力業者作業員15名をJH湯沢管理事務所に派遣し、関越自動車道の被害状況調査を行いました。その他、職員や作業員を被災地に派遣し、浄水場等の被害状況調査と仮復旧を行いました。

台風・豪雨災害

平成28年台風10号 2016年

2016年台風10号は東北地方を中心に記録的な豪雨をもたらしました。岩手県宮古市津軽石地区に位置する当社現場は、国道45号線に堆積した汚泥の撤去や現場近接地区の道路清掃等、災害復旧活動に参加し、台風被害からの宮古市の復旧を支援しました。

熱海市伊豆山地区土砂災害 2021年

2021年7月3日、梅雨前線による大雨に伴い、静岡県熱海市伊豆山の逢初川で土石流が発生しました。死者・行方不明者27人、家屋等の被害は128棟と甚大な被害をもたらしました。土砂等の処理に関して、当社は被災地にて有識者会議に参加し、土砂災害復旧に貢献しました。

火山災害

雲仙普賢岳 1991

長崎県島原半島中央部に位置する雲仙普賢岳は、1990年11月に198年ぶりに噴火をしました。その後、1991年5月には火砕流が発生しました。火砕流は同年6月に火口から約4kmの地点まで達しました。死者・行方不明者43人の被害をもたらしました。噴火活動は長期化し、家屋、道路、農地等に甚大な被害をもたらしました。