地域と歩む｜第1章あの日を想う｜奥村組

地域と歩む
みんなと取り戻す笑顔と希望

東北地方を中心に被害をもたらした東日本大震災。この未曾有の大震災から10年が経過しました。

奥村組は被災地の復旧復興のため、瓦礫撤去、災害廃棄物処理、造成、そして除染などさまざまな工事を行いました。特に岩手県山田町、宮城県女川町、福島県葛尾村など各所にて復旧復興活動に取り組んできました。

第1章「あの日を想う」では、発災直後の安否確認、救援物資の郵送などの初動対応から今もなお続く復興工事の状況を、職員たちの声をもとに振り返ります。

そこには、「あの日」から被災地とともに歩んできた奥村組の〈感情・経験・想い〉が詰まっています。

薄れゆく、しかし決して忘れてはならない。震災復旧復興の記憶を、経験していない方々へ。

教訓として語り伝えることこそが、この先を創ることにつながる。そう信じて。

岩手県沿岸中部の三陸地方に位置する山田町。リアス式海岸を利用した養殖を中心とする漁業が盛ん。東日本大震災により、中心街を含む海岸部が大きな津波被害を受けた。津波から命を守る町づくりを目指し、「山田町復興計画」を実施した。

「女川町」宮城県牡鹿郡にあり、三陸地方南部に位置する女川町。日本有数の漁港であり、女川原子力発電所が立地している。地震の津波により沿岸部は壊滅的な被害を受け、死者は500人以上であり、町人口の8%に及んだ。

「葛尾村」福島県浜通りに位置し、双葉郡に属する葛尾村。震災による福島第一原子力発電所事故の影響により、村内全域が警戒区域または計画的避難区域に指定され、全村民が村外への避難を余儀なくされた。奥村組は葛尾村の放射能除染を行った。